科学コミュニケーションにおける「対等性」に関する懸念と対策案

2005年は「日本における科学コミュニケーション元年」と呼ばれることがあります[1]p18-p34。複数の大学で科学コミュニケーションに関する教育が本格始動した年に当たります。その後押しもあり、サイエンスカフェなどの科学コミュニケーション活がそれまでに比べ多く開催されるようになりました。[1] 小林傳司『トランス・サイエンスの時代:科学技術と社会を…

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科学コミュニケーターになるには

「科学コミュニケーターを名乗るには、やはりCoSTEPを修了しないといけないのですか?」と質問されたことがあります。※「CoSTEP」とは、北海道大学の科学コミュニケーター養成プログラムの略称です。 もちろん、そんなことはありません。現在のところ、国が「科学コミュニケーター」という名の資格を設けているわけでもないですし、職名として「科学コミュニケ…

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サイエンスカフェという「場」

サイエンスカフェは科学コミュニケーション活動の典型例です。その起源は1990年代にヨーロッパで広まった「哲学カフェ」であるといわれています。※日本でも「哲学カフェ」や「哲学対話」といったイベントが多数開催されています。 参考ウェブサイト:哲学カフェ・哲学対話ガイド 日本におけるサイエンスカフェの広がり科学コミュニケーションが日本で注目され始めたの…

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科学コミュニケーションとは何だろうか

科学コミュニケーションについてはさまざまな説明がされています。もちろん、おおまかには同じことを言っているのですが、これぞ!という明確な定義はありません。 それは、個々人の立場や経験が異なることや、それぞれが目指す“科学コミュニケーション”が多様であることの現れです。 例えば、次のウェブ記事(講義録)からも科学コミュニケーションの多様性を感じるこ…

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科学コミュニケーションから「科学を文化に」を再考する

科学コミュニケーションとは何か。ストックルマイヤー博士らは 科学というものの文化や知識が、より大きいコミュニティの文化の中に吸収されていく過程 と表現しています[1]。元来、科学は私たちの世界観や人間観を変化させ、技術発展や政策などを通して、生活にも影響を与えています。実のところ科学は、文化としての重要性も持っているのです[2]。ただ、必ずしも…

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