福岡市の新型コロナウイルス感染者数に関する図をGnuplotで描いてみた

新型コロナウイルス(COVID-19)感染者数(陽性患者数)や検査実施数などのデータは自治体のウェブサイトなどで公開され、随時更新されています。例えば、福岡県福岡市でも、福岡市 新型コロナウイルス感染症ポータルサイト(以下、福岡市ポータルサイトと言う)で各種データを閲覧・ダウンロードできます。

そのオープンデータから自分でグラフを描いてみようと思い立ち、日常的に使っているGnuplotというフリーソフトでグラフを描いてみました。

Gnuplotについては以下のサイトなど、まとまった解説がインターネット上にあるので、気になった方は参照してみて下さい。

また、参考書も多数出版されています。例えば以下です。

さて、僕が作った6つのグラフおよびそれぞれのGnuplotのスクリプトを以下に掲載します。なお、作図に用いたデータは全て福岡市ポータルサイトから取得しました。もちろん、取得したデータは、グラフ用に適宜、自分で表計算ソフト(Excelなど)を用いて整理しています。

1. 日別の検査実施数

まずは、「日別の検査実施数」のグラフです。データは1月28日~6月1日までを載せています。

最近(5月末)も数10件ほどの検査が実施されているようですね。ちなみに、一番検査実施数が多かった日は4月14日で、301件でした。
covid19_fukuokacity_fig1.png
グラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "exam20200601.eps"
unset key
set xl"{/=30 Date}"
set yl"{/=30 The number of examinations by the day}"
set xdata time
set timefmt "%Y/%m/%d"
set xr["2020/01/28":"2020/06/01"]
plot"exam.txt" u 1:2 with linespoints pt 7 ps 1.5 lw 3

2. 曜日別の検査実施数

次に、「曜日別の検査実施数」です。こちらのグラフにも「日別の検査実施数」と同様、1月28日~6月1日までのデータを用いています。

グラフを見ると、日曜日と月曜日の検査実施数が比較的少ないことが分かります。一方で、火曜日の検査実施数が突出して多いですね。
covid19_fukuokacity_fig2.png
グラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "exam_day20200601.eps"
unset key
set yl"{/=30 The number of examinations}"
set boxwidth 0.8 relative
set yr[0:1300]
set style fill solid
plot "exam_day.txt" using 0:2:xtic(1) with boxes notitle

3. 日別の感染者数(陽性患者数)

ここからは感染者数(陽性患者数)のグラフです。まずは、「日別の感染者数(陽性患者数)」。データは2月20日~6月1日までのものを載せています。

このグラフを見ると、4月の末あたりから、感染者数(陽性患者数)が少なくなっている様子が分かります。ちなみに、最も感染者数(陽性患者数)が多かった日は、4月4日と4月10日で、その数は26人でした。
covid19_fukuokacity_fig3.pngグラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "patients_day20200601.eps"
unset key
set xl"{/=30 Date}"
set yl"{/=30 The number of patients by the day}"
set xdata time
set timefmt "%Y/%m/%d"
set xr["2020/02/20":"2020/06/01"]
plot"patients.txt" u 1:2 with linespoints pt 7 ps 1.5 lw 3

4. 感染者数(陽性患者数)の累計

続いて、「感染者数(陽性患者数)の累計」のグラフです。データは2月20日~6月1日までのものを載せています。

こちらのグラフを見ると、感染者数(陽性患者数)が少なくなる4月末くらいから、グラフが平らになっている様子が分かります。一方で、4月の上旬から中旬では、グラフの立ち上がりが急激なことが分かります。こちらのグラフは、先ほどの「3. 日別の感染者数(陽性患者数)」のグラフを違う見方で見たものになります。
covid19_fukuokacity_fig4.pngグラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "patients_com20200601.eps"
unset key
set xl"{/=30 Date}"
set yl"{/=30 The number of patients (cumulation)}"
set xdata time
set timefmt "%Y/%m/%d"
set xr["2020/02/20":"2020/06/01"]
plot"patients.txt" u 1:3 with linespoints pt 7 ps 1.5 lw 3

5. 区別の感染者数(陽性患者数)

続いて、「区別の感染者数(陽性患者数)」のグラフです。データは2月20日~6月1日までのものを載せています。グラフでは、感染者数(陽性患者数)の居住地が示されています。福岡市には、東区・博多区・中央区・南区・城南区・早良区・西区という7つの区があります。また、他市町村や他県の居住者だけど、福岡市内で感染が分かった方もいるので、「Others」という項目があります。

やはり、博多区(博多駅がある)や中央区(天神がある)は人口も多いので、感染者数(陽性患者数)も多いようです。城南区がかなり少なかったようです。
covid19_fukuokacity_fig5.pngグラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "patients_ward20200601.eps"
unset key
set yl"{/=30 The number of patients}"
set boxwidth 0.8 relative  
set style fill solid
plot "patients_ward.txt" using 0:2:xtic(1) with boxes notitle

6. 年代別の感染者数(陽性患者数)

最後に、「年代別の感染者数(陽性患者数)」のグラフです。こちらのデータも2月20日~6月1日までのものを載せています。

働いている人が多いからでしょうか。20代~60代の感染者数(陽性患者数)が比較的多い様子が分かります。10歳未満の子でも9人、100歳以上の方でも2人、感染が確認されています。
covid19_fukuokacity_fig6.pngグラフ描画のスクリプトは以下です。入出力ファイル名は適当に付けて下さい。

set terminal postscript enhanced eps color "Times" 25
set output "patients_age20200601.eps"
unset key
set yl"{/=30 The number of patients}"
set boxwidth 0.8 relative
set style fill solid
plot "patients_age.txt" using 0:2:xtic(1) with boxes notitle

以上です。何か参考になった人がいれば嬉しいです。

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